井上尚弥、ルイス・ネリと20秒間バチバチのにらみ合い「駆け引き始まっている」
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プロボクシング4団体統一スーパーバンタム級タイトルマッチは6日、東京ドームで開催される。5日には都内のホテルで前日計量が行われ、4団体統一同級王者井上尚弥(31=大橋)、挑戦者のWBC世界同級1位ルイス・ネリ(29=メキシコ)が出席。井上はリミット(55・3キロ)とよりも100グラム少ない55・2キロ、ネリは500グラム少ない54・8キロでそれぞれクリアした。 計量後には両者の鼻がつきそうなぐらい近距離のフェースオフ(にらみ合い)が始まり、20秒間、バチバチの火花を散らした。井上は「明日やるだけなので、ここから駆け引きも始まっている。いつもながらコンディションはバッチリ」と手応えを示した。あらためてネリと向き合い「別に感想はないです。55・3キロまで落としているし、リカバリー次第ではないですか」と淡々と分析した。 昨年7月のスティーブン・フルトン(米国)戦から3試合目のスーパーバンタム級の世界戦。井上は「3試合目になるし、つかんできているものがある。フルトン戦も(昨年12月の)タパレス戦もリングで何の支障もなかった。今回もパーフェクト」と自信の笑みを浮かべていた。
王者ユーリ阿久井初防衛へ計量パス 桑原は日本ジム100人目の世界王者へ
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◇プロボクシングWBA世界フライ級タイトルマッチ ユーリ阿久井政悟<12回戦>桑原拓(2024年5月6日 東京ドーム) 東京ドームで開催されるプロボクシング4大世界戦の前日計量が5日、都内のホテルで行われ、WBA世界フライ級タイトルマッチは王者・ユーリ阿久井政悟(28=倉敷守安)、挑戦者の同級3位・桑原拓(29=大橋)ともにリミットより100グラム軽い50・7キロで両者一発パスした。 元日本フライ級王者で19勝(11KO)2敗1分けのユーリ阿久井は今年1月、前王者アルテム・ダラキアン(ウクライナ)に判定勝ちして世界王座を奪取。桑原とは21年7月の日本王座2度目の防衛戦で対戦して10回KO勝ちしており、返り討ちでの世界王座初防衛を狙う。 ユーリ阿久井に敗れたあと、東洋太平洋フライ級王座を獲得した桑原は13勝(8KO)1敗。4日に西田凌佑(27=六島)がIBF世界バンタム級王座を獲得して日本ジム通算99人目の世界王者となっており、4大世界戦最初の試合でユーリに雪辱を果たせば「100人目の世界王者」の称号を得ることになる。
井上拓真、石田匠ともに一発パス 日本人対決のWBAバンタム級タイトル戦
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◇プロボクシングWBA世界バンタム級タイトルマッチ 井上拓真<12回戦>石田匠(2024年5月6日 東京ドーム) 東京ドームで開催されるプロボクシング4大世界戦の前日計量が5日、都内のホテルで行われ、WBA世界バンタム級タイトルマッチは王者・井上拓真(28=オーストラリア)、挑戦者の同級1位・石田匠(32=井岡)ともにリミットを100グラム下回る53・4キロで一発パスした。 元WBC世界バンタム級暫定王者で19勝(5KO)5敗の井上拓真は昨年4月に獲得したWBA王座2度目の防衛戦。今年2月のジェルウィン・アンカハス(フィリピン)戦では世界初のKO勝利で初防衛に成功しており、日本人対決で2戦連続KO防衛を狙う。 元日本スーパーフライ級王者で34勝(17KO)3敗の石田は2度目の世界挑戦。17年10月に敵地・英国で当時のWBA世界同級王者カリド・ヤファイ(英国)に判定負けしており、約6年半ぶりの大舞台で悲願の世界王座奪取を目指す。
武居由樹「早いラウンドでバチッと倒す」 世界初挑戦で初のバンダム級の計量パス
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5月6日に東京ドームで行われるプロボクシング4大世界戦の前日計量が5日、都内のホテルで行われ、元K-1スーパーバンタム級王者でWBO世界バンタム級5位の武居由樹(27=大橋)は、同級王者ジェーソン・モロニー(33=オーストラリア)と同じ53・4キロでパスした。【イラスト】WBOバンタム級王者モロニーと武居の比較表 21年のプロボクシング転向以来8戦全勝8KOで世界初挑戦の武居は、今回が初めてバンタム級に落としての試合。「バンタム級は初めてなので計量が不安だったけど、終わってひと安心。いつも通りです。明日までまた気を引き締めなおします」と、計量を終えた直後は安堵(あんど)の表情だった。 前日4日に大阪で行われたIBF世界バンタム級タイトルマッチで、不利が予想されていた西田凌佑(27=六島)が、王者エマヌエル・ロドリゲス(31=プエルトリコ)に判定勝ちして9戦目で世界王座を奪取した。配信で試合を見たという武居は「すごくいい試合」と、同階級の新王者の試合内容を評価しながらも「自分には関係ない」と、あくまで目の前の試合だけに集中していた。 計量で向き合ったモロニーについては「いい目をしていて強い選手だろうと感じた。負けられないと思った」。それでも「早いラウンドでバチッと倒す」と自信は揺るぎなかった。
日付けはかわり6日、当たらない予想。桑原判定勝ち、石田判定勝ち 武居KO勝ち希望を込めて、みんな頑張れ