国内ニュース 2004.6.5




 坂田惜しくもベルト逸す/佐藤はジョンに3−0判定負け


  協栄コンビ、世界に届かず

 4日夜東京・有明コロシアムで行われたWBAのダブル世界タイトル戦、フライ級の坂田健史は王者ロレンソ・パーラ(ベネズエラ)に2−0の判定負け、フェザー級の佐藤修は王者クリス・ジョン(インドネシア)に3−0の判定負けといずれも不敗王者を相手にタイトルを手にすることができなかった。

 惜しかったのは坂田。2回にアゴを割られるアクシデントに遭いながらも、終始攻めて出てパーラにプレッシャーをかけ続けたが、結果は不運にもパーラの初防衛成功。3ジャッジの採点は、パボン(プエルトリコ)が114−114の引き分けとしたものの、残る2人はクリストドーロー(南アフリカ)115−113、テイラー(トリニダード・トバゴ)117−111としてパーラの勝ち。試合後口のきけない敗者に代わって金平会長は「明らかに勝っていた」と断言し「坂田は凄いやつ、尊敬します」と愛弟子の不屈の闘志を称えていた。


 一方フェザー級はインドネシアから初の海外試合に臨んだ”カンフー王者”ジョンが巧みなフットワークに乗せてアウトボクシング。佐藤は「出させてもらえなかった」と完敗を認めた。スコアは李(韓国)116−113、メロネン(フィンランド)120−109、ベルベケ(ベルギー)117−111と明白だった。ジョンもこれが初防衛。



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