BOX ON! 海外ニュース(7月31日)

小型タイソン、80秒KO
WBO王者グスマン無冠戦で圧勝 

GUZMAN,JOAN030731.JPG - 12,022BYTES 防衛戦の日程が定まらないWBO世界J・フェザー級王者ホアン・グスマン(左写真:ドミニカ共和国)が28日、サントドミンゴで元コンテンダーのホルヘ・モンサルボ(コロンビア)を迎えてノンタイトル10回戦を行った。地元リング登場は2年ぶりというグスマンはフェザー級リミットで登場。開始ゴングが鳴ると猛然とモンサルボに襲いかかる。そして左フックを叩き込むとコロンビア人は失神し、しばらくマットで意識を失ったままだった。1分20秒のKO劇を演じた“リトル・タイソン”グスマンは19勝15KO無敗。同胞で前王者のアガピート・サンチェスとの防衛戦のプランがあるが、いまだに未定。


マンフレディ、痛烈KO負け
 “ディアブロ”(悪魔)のニックネームを持ち、これまで4度世界王座に挑戦。その後も常に上位ランクをキープしていたエンシェル・マンフレディ(米=IBFライト級3位)が7月29日、地元近くの米インディアナ州ハーモンドで行われた10回戦でコートネー・バートン(米)にKO負けする波乱が起こった。サウスポーのバートンにリードを許したマンフレディは7回、連打に捕まり左でキャンバスに落下。このピンチを切り抜けたものの、8回終了間際またも痛烈に倒れ、カウントアウトされた。タイムは2分59秒。殊勲のバートンは今年に入り、元王者ガブリエル・ルエラスをストップして浮上したボクサーパンチャーだ。
バルガス、10月に再登場!
 7月26日にロサンゼルスでフィッツ・ベンダープールをTKOで下して再起戦を飾ったばかりの前S・ウェルター級王者フェルナンド・バルガス(米)が10月3日、アリゾナ州ツーソンで再びリングに上がることになった。これはスペイン語テレビ「テレフトゥーラ」の毎週金曜日のファイトに登場するもので、今のところ相手は未定、試合はツーソン郊外のカジノで予定される。バルガス陣営は、この試合に勝って来年1月のHBO枠を使ってWBC暫定王者ハビエル・カスティジェホに挑むプランを明らかにしている。アリゾナ州がいまだにネイティフ・アメリカン(インディアン)系カジノでのボクシング興行を認可していないという問題もあるのだが…。
 CAMACHO JR.030731.JPG - 6,665BYTES
カマチョ・ジュニア久々に登場
 未来を嘱望されながら、いつの間にか忘れられた存在になっていた元S・ライト級コンテンダー、エクトル・カマチョ・ジュニア(右写真:プエルトリコ)が8月5日、米ワシントン連邦区で、ブルファイター、ジョン“イースタン・ビースト”ブラウン(米)とグローブを交える。今回の試合に備えてカマチョは新トレーナー、エマヌエル・スチュワートの下、デトロイトのクロンクジムでスパーを積んでいるという。果たして生まれ変わった二世ボクサーのパフォーマンは?             (三浦 勝夫)
 

 BOX ON! 海外ニュース(7月27日)

パッキアオ、強打で圧倒 
IBF・J・フPACQUIAO.FACE.0307.JPG - 4,604BYTESェザー級V4   バルガスは、世界1位倒し復帰戦飾る

 オスカー・デラホーヤとの統一戦に敗れ、薬物使用で罰金と9ヵ月のサスペンドを科された前WBA&IBF世界S・ウェルター級王者フェルナンド・バルガス(米)が米ロサンゼルスのオリンピック・オーデトリアムのリングに登場。WBC1位フィッツ・ベンダープール(カナダ)を6回2分46秒TKOで下し、再起戦を飾った。スタートから相手のボディーに的を絞ったバルガスはコンスタントにプレスをかけてベンダープールをロープへ追い込む。ベンダーVARGAS,FERNANDO030726.JPG - 6,159BYTESプールも右をクリーンヒットして立ち向かうが、ダメージを負い何度かスリップダウンを繰り返し、6回、集中打を浴びてストップされた。10ヵ月ぶりのリングで勝利を収めたバルガスはWBC暫定王者カスティジェホ挑戦が具体化しそうだ。
 同じリングではIBF世界J・フェザー級王者マニー・パッキアオ(比国)が10位エマヌエル・ルセロ(米)と4度目の防衛戦。サウスポー、パッキアオにルセロはクラウチングスタイルで対峙する。初回終盤から持ち前のパワフルな攻撃を展開するパッキアオは左右脇腹打ちでルセロの上体をさらにかがませる。ルセロも反撃を試みたが、3回、王者の左で突然脚を震わせるピンチ。大きくよろめいたところで主審がストップに入った。タイムは48秒。またもパンチャーぶりを披露したパッキアオはフェザー級進出がうわさされる。 (三浦 勝夫)
 

 BOX ON! 海外ニュース(7月26日)

10月4日、どちらを見る?
HBO対ショータイム PPV合戦

MORALES-ESPADAS PRESS0725.JPG - 14,440BYTES ビッグマッチを視聴者が料金を支払ってテレビ観戦するPPV方式が定着して久しいが、アメリカでも初めて同日2つの試合がPPVによって放映されることになった。10月4日、ラスベガスで行われるイバンダー・ホリフィールド対ジェームズ・トニーのヘビー級戦がショータイム系のPPVで提供されるが、同日放送を予定していたライバルHBOも引かずに参戦。ロサンゼルスで挙行されるエリク・モラレス−グティ・エスパダス戦をメインに、複数タイトル戦で対抗する。時間帯はヘビー級戦が3時間早く、バッティングする可能性は少ないが、果たしてファンがどちらを選択するかも興味深いところだ。あとかHOLYFIELLD,TONEY,CASAMAYOR.JPG - 12,610BYTESら発表されたロスの試合がラテン系王者が登場する3大戦でボリュームアップしたのに対し、ラスベガスではカサマヨール−コラレス戦を加えてグレードを上げた。ちなみに料金はヘビー級戦が44.95 ドル(約5,400 円)、HBO系が34.95 ドル(約4,200 円)。話題性からはホリフィールド−トニーだが、ここのところ、ラテン系選手に力を注ぐホブ・アラムはロスの試合に勝算ありと、にらんでいる。(Holy&Toney PHOTO by CHIKA)

引退勧告のパエスが再びリングに登場

 3月、ラスベガスで予定されていた試合(ヘスス・チャベス戦)を前にネバダ州コミッションが実PAEZJORGE.030725HP..JPG - 7,880BYTES施したMRI(磁気共鳴診断装置)で脳の腫れが発見され、引退が確実視されていた元IBF&WBO世界フェザー級王者ホルヘ“マロメロ”パエス(メキシコ)が7月25日(現地時間)アリゾナ州フェニックスのリングに上がることになった。パエスはライト級10回戦で、ルーベン・ガルバンという選手と対戦する。パエスはチャベス戦がキャンセルされた後、トレーナーやドクターの勧めに従い現役を断念する発言。テレビ解説やドラマに出演するなど、引退状態だった。しかし、6月あたりからジムワークを再開。しきりにリング復帰を望む発言を繰り返していた。その念願が叶ったことになるのだが、試合を認めたのはMRI検査のないアリゾナ州で、果たして彼のワガママを許していいのか?という声も聞かれる。ベテランだけに事故でも発生したら、たいへんなスキャンダルになる。( 三浦 勝夫)

 

 BOX ON! 海外ニュース(7月22日)

メキシコのナンバーワンホープTKO勝ち
ロスにもベネズエラ旋風?

 シドニー五輪メキシコ代表からプロ入りしたダニエル・ポンセ・デレオンが7月19日、ロサンゼルスのメイウッド・コミュニティー・センターに登場。ミカエル・ヌニェス(メキシコ)に4回1分14秒TKO勝ちを収めた。プロデビュー以来、12勝12KO無敗を誇るポンセ・デレオンはWBC15位にランクされるメキシコ期待の新鋭。この日は保持するWBCユース・バンタム級タイトルは懸けられなかったが、高いガード、広いスタンスでジワジワとプレスをかける。2回あたりからボディー連打を見舞うポンセ・デレオンの前にヌニェスは動きが鈍くなる。ダウンシーンはなかったが、しこたま脇腹を打たれたヌニェスは青息吐息の状態に陥り、4回ついにストップがコールされた。米国での2戦目を飾った、13戦無傷のホープは「できるだけ頻繁に試合をこなしたい。あと4、5戦やったら、世界挑戦もOK」とコメント。この試合からゴールデンボーイ・プロモーションズとサインをかわし、デラホーヤ父の祝福を受けていた。

 この日のセミには南米ベネズエラからロスに拠点を移したフェザー級エドウィン・バレロがエマヌエル・フォード(米)と6回戦。サウスポー同士の対決は初回、バレロが格下のフォードをあっさり3度倒して1分58秒でストップ。これで9勝9KO無敗、センス抜群のバレロはリナレスをはじめとする同胞たちと同様、国外に活躍の場を求めて世界をめざすプランのようだ。(三浦 勝夫)

 

 BOX ON! 海外ニュース(7月21日)

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ホプキンス−ジョッピー激突

アランブレトの次はタイでチャナと
HOPKINS.030721.JPG - 7,118BYTES ビッグマッチが噂さては消えてばかりの世界ミドル級統一王者、バーナード・ホプキンス(左写真)だが、ようやく秋にもWBA王者のウイリアム・ジョッピーとの対戦が濃厚になっている。9月にも挙行の線という。一方英国のプロモーター、フランク・ウォーレン氏は不敗のWBO・S・ミドル級王者ジョー・カルザギとホプキンスを対戦させる案を捨てておらず、今週中にもドン・キング氏と話し合って決めると語っている。来年早々にも実現したいとのことだ。カルザギ自身も「アメリカに出かけ、いつ、どこでもいいからホプキンスと戦いたい」と意欲発言・・・・・マイク・タイソンに試合の噂が持ち上がっている。11月にケンタッキー州ルイビル(モハメド・アリの出身地!)で、相手は未定ながら試合をするというもので、タイソンは先週金曜日に同地で行われた小さな試合のゲストとして顔見せし、プロモーターと話し合ったという。すでにケンタッキー州から試合ライセンスが降りることになったとの報道もあるが、同地のメディアは半信半疑だ。交渉したのは確かだろうが、まだ成立に至っていない模様。一方、南アフリカでフランソワ・ボタと再戦するとの情報も出ているが、こちらも決定ではない・・・・・8年前に日本で薬師寺保栄からWBC世界バンタム級王座を奪ったウェイン・マッカラー(33歳)は周囲の引退勧告にも応じずまだまだ現役継続を宣言している。3月にWBO世界フェザー級王者スコット・ハリソンに挑戦して完敗した後、脱水症状を起こして病院に収容され心配された。このまま引退かとみられたが、噂を否定し、なんとハリソンからタイトルを奪ったばかりのマヌエル・メディナ(メキシコ)に挑戦を表明している。メディナには秋にもハリソンとの再戦が計画されているのだが・・・・・スウェーデンの生んだ唯一の世界ヘビー級王者インゲマール・ヨハンソン氏(70歳)がアルツハイマー症にかかっている−−エドナ夫人が最近地元紙に証言したもので、程度は不明だが8年前から症状が出ているという。現役時代のヨハンソンは「スウェーダンの雷」とアダ名された強打者で、1959年にフロイド・パターソンを9度も倒して世界王座につき、翌年の再戦でKO負けし王座から降りている・・・・・タイからの情報によると、新井田豊の挑戦をかわしたばかりのWBARAMBULET VICTORY.030721.JPG - 9,374BYTESA世界ミニマム級王者ノエル・アランブレット(ベネズエラ:左写真)の次戦は、同国で1位のチャナ・ポーパオイン(タイ)相手の指名試合として行われることが決まった。11月に予定されている。元同級王者のチャナ(37歳)は、2001年8月に横浜で新井田に判定負けし王座を追われて以来、5連勝(いずれも6回戦だが)・・・・・イタリアでの防衛戦(対カンタトーレ)が再三延期されているWBC世界クルーザー級王者ウェイン・ブライスウェイトがWBCに”直訴状”を出している。試合は4月19日までに行うはずが、相手の都合でズルズル遅れているのだから、「8月2日の試合には別な相手を指名するか、こちらで選らばせてほしい」と主張。ブライスウェイトのチョイスは前IBF王者ワシリー・ジーロフだとも明らかにしている。

 BOX ON! 海外ニュース(7月21日)

ユタの試合で死亡事故
犠牲者は「7勝47敗」のローン

 7月18日米ユタ州シーダーシティーで行われたヘビー級の試合で死亡事故が起きた。犠牲になったのはブラッド・ローン(34歳)。だが頭部にパンチを受けて意識不明に陥るという通常のリング禍とは少し異なる。ビル・ザンブランと対戦したローンは、1ラウンド終了直後に倒れ、近くの病院に送られたが、間もなく死亡が確認された。リング・ドクターは「死因は心不全」と語っている。
 このローンは、1989年にKO負けでデビューして以来、14年間に53戦して7勝2KO41敗3分というすさまじいレコードを残している。41敗のうちKOされたのは12回だけで、後は最後まで戦う頑張りもみせている。こうした経歴から、長期間にダメージが蓄積していたとも考えられる。3週間前の6月27日に同じ相手サンブランと6回を戦い、判定負けしたばかり。今回も試合前日になって対戦の話が持ち込まれ、引き受けたという。ローンはこの試合の数日前(当日説も)に母親を亡くし、その葬儀代を稼ぐためにリングに上がったという悲しいエピソードも伝わっている。ローンが手にするはずだった試合報酬は800ドル(約9万5千円)だったとか。
 なお最後となった18日の試合は「ノーコンテスト」と記録されている。
 

 BOX ON! 国内ニュース(7月20日)

榎、17連勝
王座初挑戦に向けスタンバイOK
  日本フェザー級のトップコンテンダー、榎洋之ENOKI TKO MUKAI.JPG - 14,470BYTES(角海老宝石)が19日、後楽園ホールでノーランクの向井剛二(横浜光)を5回1分6秒でストップし、引き分けをはさみ、デビュー17連勝(13KO)を果たした。
 初回、向井の鋭いジャブに先制された榎だが「焦りはなかったし、ジャブでは誰にも負けない自信があるから」と、すぐさま得意の重く的確なジャブで反撃。向井は顔面を再三のけ反らせてダメージをためた。
 4回に勝負をかけてラッシュした向井だが、榎は各ラウンド終了間際に右で向井をダウン寸前まで追い込んだ。そして5回、右アッパーでぐらつかせると、すかさず右ストレートをフォロー。向井コーナーからタオルが投入されてTKOとなった。
「落ち着いたボクシングがようやくできるようになった」と高評価を与える鈴木眞吾会長は、「できれば東京で王座に挑戦させたい」と榎の初挑戦にゴーサインを出している。
 メインイベント前に行われた6月の月間賞(東日本ボクシング協会選)表彰式では、同7日に渡辺純一(楠三好)を下し日本S・バンタム級新チャンピオンとなった中島吉謙(角海老宝石)に最優秀賞が、また同9日、強打の射場哲也(三迫)に初回ダウンを奪われながら逆転勝利した五十嵐圭(つるおか藤)に新鋭賞が、それぞれ贈られた。なお、殊勲・敢闘賞は該当者なし。 

 BOX ON! 国内ニュース(7月20日)

石井−ラリオス戦延期に
 WBC・S・バンタム級戦 石井が練習でケガ

ISHIIKOZO.JPG - 8,234BYTES WBC世界S・バンタム級王者オスカル・ラリオス(メキシコ)対挑戦者7位・石井広三(天熊丸木)のタイトルマッチは8月10日に名古屋市・愛知県武道館で行われる予定だったが、石井が練習中にケガをしたため、約1ヵ月延期される見通しとなった。石井は練習で背筋を痛め(腰を痛めたとの説もある)「屈伸運動さえ出来ない状態になった」(関係者)。このため丸木会長が「1ヵ月延期してもらえれば・・」とチャンピオン側に延期を要請。結論は来週早々にも来日するラリオス側関係者との話し合いに持ち越されている。チケットは発売中だが、すでに購入したファンは、試合が延期されてもそのまま使えるという。

 BOX ON! 海外ニュース(7月19日)

元”辰吉の天敵”も現役
40歳ラバナレス負傷判定負けRABANALES.POSE. 030719.JPG - 9,918BYTES

 辰吉丈一郎(大阪帝拳)の好敵手として90年代、WBC世界バンタム級王者に君臨したビクトル・ラバナレス(メキシコ)が7月17日、メキシコシティで同国のサウル・ブリセーニョ(以前ラリオスらと対戦)とWBC傘下のFecarbox(カリブ連盟)王座を争ったが、8回52秒負傷判定で敗れた。
 ここ最近は、試合直前に姿を消すなど物議を醸し出していたラバナレスだが、この日はグッドコンディションでリング登場。出だしから持ち前のラッシッングパワーで肉迫する。しかし、40歳という年齢から来る衰えは隠せず、ミスブローが目立つ。そこを8歳若いブリセーニョにつかれ、一進一退の展開。迎えた8回、偶然のバッティングが発生し、ラバナレスは左マブタを約3センチ カット。ドクターストップがかかり、それまでのスコアで77-76、79-74、76-78 と2−1でリードしていたブリセーニョの手が上がった。
 ブリセーニョは現ランカー、ヘラルド・マルティネスに初黒星をつけるなど強豪との対戦も多いが、この勝利を入れても17勝13KO19敗2分と負け越している選手。まだまだ老体にムチ打って頑張るラバナレスは、いまだに限界を悟っていないようだ。

クリチコ弟、再起戦は南米人と対戦
 伏兵コリー・サンダース(南ア)の強打の前に王座を追われた前WBOヘビー級王者ウラジミール・クリチコの再起戦が8月30日、ドイツのミュンヘンで行われる。クリチコの相手にはルゥ・サバリーシらの候補者が挙がっていたが、最終的にファビオ・モーリ(アルゼンチン)に決定した。モーリはこれまで29勝17KO2敗と特別な強打者ではないが、196センチ の身長を誇る巨人ボクサーで、ストップ負けの経験もない。兄ビタリがレノックス・ルイスに挑戦して善戦、知名度を急激にアップさせただけに、弟ウラジミールの復調ぶりとパフォーマンスが注目される。

 BOX ON! 海外ニュース(7月17日)

モレルがムニョスの王座に挑戦!?
 暴漢に襲われたり、トレーニング中のケガでリングから遠ざかっているベネズエラのKOキング、アレクサンデル・ムニョス(WBA・S・フライ級王者)が復帰戦でいきなり強敵を迎え撃つことになりそうだ。ムニョス陣営からの最新ニュースによると、同じWBAの1階級下のフライ級チャンピオン、エリック・モレル(米)との一戦が具体化していることを明らかになった。モレルは6月28日、故郷プエルトリコでイシドロ・ガルシアの挑戦を退けたが、そのリングでもS・フライ級進出を口にしていただけに、信憑性は高い。今のところ、日時は未定だが、今夏アメリカのリングで実現しそうな気配である。

コラレス−カサマヨールが対決
 家庭内暴力の罪で約2年間の刑期を終えてカムバック、以後快調に勝利を重ねている元IBF世界J・ライト級王者ディエゴ・コラレス(米)と元WBA同級王者ホエル・カサマヨール(キューバ)の実力者同士が対決することが内定した。試合は10月4日ラスベガスのイバンダー・ホリフィールド対ジェームズ・トニー戦のセミファイナル扱いとして行われる。その後フレイタスとの再戦が濃厚なカサマヨールとすれば、かなり危険性の高い相手との“前哨戦”となりそうだ。                                     (三浦 勝夫)

 BOX ON! 海外ニュース(7月14日)

辰吉の相手ディアンソが8月リング登場

 辰吉丈一郎との試合が一旦流れたものの、9月にリセットされたメキシカン、ウーゴ・ディアンソが8月1日、米マイアミのリングに上がることになった。当日ディアンソは前WBO世界バンタム級王者マウリシオ・マルティネス(パナマ)と対戦する予定でマルティネスの保持する中米カリブ連盟S・バンタム級王座に挑む。試合はスペイン語テレビ「テレムンド」によって放送され、プロモーターはティト・サバラ・ジュニア。ちなみにマルティネスはサウスポーのパンチャーだ(三浦 勝夫)。
 

 BOX ON! 海外ニュース(7月13日)

マヨルガ、2−0判定でフォレスト返り討ち
WBA&WBC ウェルター級王座守る

MAYORGA-FORREST2. ACTION..JPG - 27,377BYTES 7月12日(現地時間)米国ラスベガスのオーリンズ・ホテル&カジノで行われたWBA−WBC統一世界ウェルター級タイトルマッチ、王者リカルド・マヨルガ(ニカラグア)対前WBC王者バーノン・フォレスト(米)戦は、2−0のスコアでマヨルガが判定勝利を飾り、防衛に成功した。統一王座は初、WBA王座は2度目の防衛となる。
 試合は前半、マヨルガがフォレストを得意のラフファイトに巻き込み、押しぎみに進めたが、7回を境にフォレストが距離を取りながら的確なパンチで応戦。マヨルガは突進を繰り返すものの、ミスブローが目立つ。しかし終盤、王者が再びプレスを強め、終了ゴング。拮抗した数字が予想された公式スコアはジャッジの一人が114-114 でドローだったものの、他の2者は115-114、116-112 でマヨルガを支持した。KO決着も予想されたが、勝者は「より手数を出して12ラウンズ乗り切ることを心がけた。フォレストは打ち合いをきらい、ランニングに専念したから追撃するのが難しかった」と振り返った。(Photo/Ethan Miller)

ジュダー、2年ぶりの王座  WBO J・ウェルター級
   ハリスは判定で初防衛成る  WBA S・ライト級
 同じリングで行われたWBO世界J・ウェルター級タイトルマッチは挑戦者で前IBF王者のザブ・ジュダー(米)が3回、王者デマーカス・コーリー(米)からダウンを奪い優勢。その後ジュダーはディフェンシブな戦いでコーリーの反撃打をもらうシーンもあったが、右ジャブを随所に決め、2−1のスコアながら、2度目の王座獲得に成功。01年11月の統一戦でヅーに敗れIBF王座を失って以来、約2年ぶりにチャンピオンの座に戻った。
 また、WBA世界S・ライト級戦は王者ビビアン・ハリス(米)が2回にダウンを奪い、指名挑戦者ソウレイマン・ムバイ(仏)を12回3−0の判定で下し、V1を果たした。(三浦 勝夫)

驚異のメディナ、5度目の王座獲得
 WBOフェザー級戦 敵地でハリソンに判定勝ち
MEDINA,MANUEL.030713.JPG - 6,046BYTES ベテランがまたしてもヒーローになった−−12日スコットランドのグラスゴーで行われたWBO世界フェザー級タイトルマッチは、挑戦者の元IBF王者マヌエル・メディナ(メキシコ)が地元の王者スコット・ハリソン(イギリス)に予想を裏切る2−1判定で勝ち、新王座についた。互いに相手をぐらつかせる場面はあったものの、ダウンシーンはなし。老雄メディナ(32歳)は、過去75戦のキャリアをいかしてハリソンの強打を最後まで空転させ続け、通算5度目の世界タイトル獲得の偉業を達成した(IBF3度、WBC1度)。
 スコアは、2人が118−113、116−112でメディナ、残る1人が115−113でハリソンだった。
 メディナはこれで62勝28KO13敗。後楽園ホールでルイシト小泉に判定負けし、WBC王座を追われたのは8年前(1995年12月)のことである。

 BOX ON! ニュース(7月13日)

マヨルガ−フォレスト再戦あす
賭け率は3−1で「王座奪還」だが

MAYORGA.030712.JPG - 14,087BYTES ニカラグアの怪物の返り討ちか、MVP男のベルト奪回か。注目のWBC/WBA世界統一ウェルター級タイトルマッチ、王者リカルド・マヨルガ(ニカラグア:写真右)対前王者バーノン・フォレスト(米)のリマッチが米ネバダ州ラスベガスのオーリンズ・ホテルで現地時間の7月12日ゴングが鳴る。1月の初戦ではマヨルガの強打に2度ダウンを喫し、立ったままストップされたフォレストだったが、今回の予想では「3−1」で有利という数字が出ている。これはパワー以外のスピード、スキル、大舞台の経験といった総合力でフォレストに分がある思われているのだが、10日に催された記者会見まで彼はメディアとの接触を断ち、極秘練習に終始した。ようやく公衆の面前に姿を現した前WBC王者は「ドン・キング(プロモーター)とマスコミの人々に謝りたい」と語った後「このファイトは私にとって、とてつもなく重要な試合。だから完璧にトレーニングに集中したかった」と心境を告白。
 一方、言いたい放題のマヨルガは「予想が私に好意的でなくても全然気にしていない。でも、このオッズメーカーの賭け率には笑ってしまう。多くのファンやテレビ局は私のファイトをより長いラウンド見たいはずだ。でも今回は2ラウンドで終わらせてもらう。そしてバーノンのワイフをニカラグアへ連れていって裏庭の掃除をやらせるんだ」と好き勝手な放言をまき散らしている。ちなみに2回で倒すことを条件にマヨルガは、10万ドル(約1,200 万円)を自分に賭けたという噂もあるが、相手にされていない。

 以前、ある試合に備えてスパーリング相手としてマヨルガを雇おうとしたフォレスト・サイドだったが、あまりにテクニックがないので断ったというエピソードがある。しかし、その見下したボクサーと正念場の試合を迎えるとはフォレストは夢にも思っていなかっただろう。ローストチキンを食べながらハカリに乗ったマヨルガは146ポンド、フォレストは147ポンドで計量をパスした。さて、試合はどうなる−−? 

 BOX ON! 海外ニュース(7月11日)

西島ショック! 2回TKO負け
加州クルーザー級タイトル戦、痛烈2度ダウン食う

NISHIJIMA FIGHT.JPG - 10,100BYTES 10日(日本時間11日)米カリフォルニア州サンノゼのPHパビリオンで行われた同州クルーザー級タイトルマッチ10回戦で、地元のセシル・マッケンジーと対戦した西島洋介は意外にも2ラウンドに2度のダウンを喫して痛烈なTKO負けを喫した。
 ケガでブランクを作っていた西島はこれが1年4ヵ月ぶりの試合。初回はまずまずの立ち上がりでやや優勢のうちに終えたが、2回開始早々マッケンジーの強打につかまる。左のボディーからの攻撃で、最後は左フックを顔面に浴びてダウン。立ち上がったところにさらに追撃される、最後はまたしても左を強打されダウン。ダメージは深刻で、この時点でレフェリーがストップをかけた。記録は2回45秒TKO負け。
 試合後の西島(30歳)は控え室で「何も覚えていない・・」と、タオルを頭からかぶってガックリうなだれていた。これが2度目の敗北で、デビュー5戦目に4回戦で判定負けして以来。連勝記録も「20」でストップされ、通算24勝15KO2敗1分となった。勝ったマッケンジー(37歳)は13勝10KO6敗1分。
                                             (Shu Oikawa)
 

 BOX ON! 海外ニュース(7月11日)

10月4日にモラレス戦挙行
ホリフィールド−トニー戦とPPV対決

 MORALES,ERIK.POSED.JPG - 13,374BYTESすでにラスベガスで対戦が決定しているイベンダー・ホリフィールド−ジェームズ・トニー戦の同日、ロサンゼルスのステープルズ・センターでラテン系選手が登場する興行がトップランク社によってセットされた。カードはメインにWBC世界フェザー級王者エリク・モラレス対グティ・エスパダスの再戦。勝者が8月にテキサスで行われるシリモンコン・シンワンチャー対ヘスス・チャベス戦の勝者と顔を合わせるエリミネーションバウト。また、IBF世界S・フェザー級王者カルロス・エルナンデスが元王者スティーブ・フォーブスとの指名戦を戦い、IBF世界バンタム級王者ラファエル・マルケスのV1戦、WBC世界L・フライ級王者ホルヘ・アルセの防衛戦も予定される。当日はHBOのPPVで放映され、同日ライバル、ショータイムのPPVで流れるホリフィールド戦とは放映時間帯は異なるものの、真っ向からかち合うことになりそうだ。ちなみにショータイムPPVの値段は44.95 ドル。HBOは34.95 ドルとなっている。            三浦 勝夫

 BOX ON! 国内ニュース(7月11日)

家住、会心の初回KO勝ち
萩本は和仁を攻略、アマ出身今西は初黒星

IESUMI-GOTO.JPG - 14,621BYTES 10日、後楽園ホールで行われたメイン8回戦は、日本L・フライ級7位の家住勝彦(レイスポーツ)がノーランクのサウスポー、後藤泰明(ワタナベ)に初回2分58秒、鮮やかなKO勝ち(写真)。
 後藤のパンチを開始早々から完全に見切った家住は、抜群の距離感でこれを外すと、後藤の入り際にアッパー。これで足元を揺らした後藤に連打をまとめ、最後は左フックをドンピシャリ。後藤は上体をくの字に折りながらグニャリとダウンし、数分間起き上がれなかった。家住は14勝10KO6敗1分。後藤は5勝1KO2敗3分。
 セミファイナル8回戦は初回に元ランカーの萩本俊雄(フラッシュ赤羽)が左フックで日本バンタム級7位の和仁健一郎(ワタナベ)からダウンを奪うと3回、逆に今度は和仁がダウンを奪い返す。
 しかし、その後ポイントアウトを図る和仁を萩本が左フックからの強烈なプレッシャーで追い掛け続けて判定勝ち。萩本はランク復帰を確実に。萩本:12勝5KO5敗。和仁:9勝3KO4敗3RYU THE SINGER.JPG - 16,718BYTES分。
 また、アマ出身で相澤国之(三迫)、臼井欽士郎(横浜光)とともに“新三羽ガラス”の一角を担っていた今西秀樹(ワタナベ)は能登斉尚(フラッシュ赤羽)と激しい打撃戦を展開。ポイントではリードしていたかに思われたが最終8回57秒、左目上の腫れがひどく、これを憂慮した今西サイドがタオルを投入しTKOで初黒星。それにしてもワタナベジムの判断は見事だった。能登:7勝4KO1敗。今西は3勝2KO1敗。(写真はアトラクションに登場した歌手のリュウ)

 BOX ON! 国内ニュース(7月10日)

両者、絶好調宣言
WBAミニマム級戦・調印式

NIIDA CHO-IN.JPG - 26,230BYTES 12日に迫ったWBA世界ミニマム級タイトルマッチ、チャンピオンのノエル・アラムブレト(ベネズエラ)VS.7位・新井田豊(横浜光)戦の調印式が10日、東京・水道橋の後楽園飯店で行われた。
 調印、使用グローブ・チェックの後に行われた会見では両者ともに絶好調宣言。「調整がうまくいき、完璧です」というアラムブレトに対し、新井田も「疲れもないし、すぐにでもリングに上がれる状態」。さらに「早く戦いたい。彼にはベルトは渡さない」と王者が言えば、新井田も「やることをやってきた自信がある」と強気に応戦してみせた。サングラスで表情を隠したチャンピオンに対し、新井田は初挑戦時に比べ、実にすっきりした落ち着いた表情を見せた。

試合の主なルール
・採点は10点法
・ノースタンディング8カウント、スリーノックダウン制
・使用グローブはウイニング製8オンス
・4ラウンドまでに故意でないバッティングで試合ストップの場合は引き分け。5ラウンド以降はスコアカードによる
・バッティングで負傷した場合、故意でない時は1ポイント、故意の時は2ポイントを負傷していないボクサーから減点する

オフィシャル構成MINIMUM 0712 OFFICIALS.JPG - 13,451BYTES
・レフェリー
=アルマンド・ガルシア(米国:写真左端)
ジャッジ
=柳完洙(ユー・ワンス=韓国:写真左から2人目)
=ロドルフォ・マルドナド(パナマ:同3人目)
=ヘンク・メジャース(オランダ:右端)



 

 BOX ON! 海外ニュース(7月10日)

西島、マッケンジー計量パス
明日カリフォルニア王座戦

 カムバック戦でいきなりタイトル挑戦は新井田ばかりでなく、海の向こうでも−−ケガで16ヵ月の長期ブランクを作った西島洋介が日本時間明日(現地10日)米カリフォルニア州サンノゼで、セシル・マッケンジー相手にカリフォルニア州クルーザー級タイトルマッチに出場する。その計量が9日夕、市内のホテルで行われ、西島は189.8ポンド(86.09キロ)、マッケンジーは184.4(83.64キロ)でともに1回目の計量で190ポンドのリミットを下回った。
 NISHIJIMA BUST UP.JPG - 10,098BYTES両者は5月28日にサクラメントで対戦のはずだったが、試合直前にマッケンジー側が辞退しキャンセル。改めて10日にカリフォルニア州タイトル戦にグレードアップして行われることになったもの。5月に30歳の大台に乗って初試合の西島は、これまで24勝15KO1敗1分。相手のマッケンジー(37歳)は12勝9KO6敗1分で、負けた相手の中には、マイケル・ナンやフランキー・ライルズらの元世界王者の名もある。地元サンノゼ生まれの選手だけに、西島には条件は不利だが、ここは白星で再スタートを切ってもらいたいところだ。この試合に備えて西島はジム・メートのラモン・ブリュスターらと総計80ラウンドのスパーをこなしており、調子はよさそうだ。
 なお試合はオスカー・デラホーヤのゴールデン・ボーイ・プロモーションの興行として行われる。
                                                           (Shu Oikawa)

 BOX ON! 海外ニュース(7月6日)

39歳ヒル、43歳ドンに勝つ
カナダの熟年元王者対決

 両者合わせて82歳というベテラン対決、元WBA&IBF世界L・ヘビー王者HILL,VIRGIL(FACE).JPG - 6,011BYTESで元WBA世界クルーザー級王者でもあるバージル・ヒル(米)対元WBC世界L・ヘビー級王者ドン・ラロンデ(カナダ)の10回戦が5日、ラロンデの地元カナダのウイニペグで行われ、ヒルが大差の判定勝ちを収めた。
 試合はヒル(39歳)が初回、いきなり左でラロンデをロープへ飛ばし、カウントを聞かせてスタート。以後もヒルは軽快なステップに乗せて正確な左ジャブをヒットし続け、ペースを掌握。ラロンデ(43歳)も反撃を試みるものの、バランスが悪く、最後は左目尻を腫らして終了ベルを聞いた。スコアは98-91 が2者に99-90 でヒルの勝ち。ヒルは「50歳を過ぎてもやるかもしれない…」と今後もリングに上がり続けることをほのめかしている。

 BOX ON! 海外ニュース(7月5日)

メジクンヌ王座追われる!
モンシプールに最終回KOMEDJCOUNE.JPG - 7,216BYTES

 結果は予想通りの王座交代−−4日夜フランスのモンシプールで行われたWBA世界S・バンタム級タイトルマッチは、挑戦者の同級12位マヤール・モンシプールが王者サリム・メジクンヌ(いずれもフランス)に最終12回1分40秒TKO勝ちし、新チャンピオンとなった。最後は右で倒し、この直後にストップがかかったもの。昨年佐藤修からベルトを奪取したメジクンヌだが、この日の敗北に驚きの声は少なかった。
 これが初挑戦で標的を射止めたモンシプール(28歳)は、イラン系フランス人で、戦績はこの勝利で23勝14KO2敗2分(現地報道では27勝)。一方昨年佐藤修からベルトを獲得していたメジクンヌは2度目の防衛に失敗した。
 この試合前に行われた試合で、シドニー五輪金メダリストでWBAフライ級7位のブライム・アスロウム(フランス)が、14位のステファン・ノルスコフ(デンマーク)に3−0判定勝ちを飾っている。

 BOX ON! 海外ニュース(7月4日)

ゲイナー対マルケスのフェザー級統一戦決定!
8月16日、勝者がバレラと対決へ

GAINER,030704HP.JPG - 2,517BYTES WBA世界フェザー級王者デリック・ゲイナー(米:右写真)対IBF同級王者フアン・マヌエル・マルケス(メキシコ:左写真)の統一タイトルマッチが8月16日、米コネチカット州のモヒガンサン・カジノで挙行されることが決定した。試合はルゥ・ディベラ・プロモーションのもと行われ、HBOによって全米に放映される。両者は一昨年7月にゲイナーの王座にマルケスが挑むかたちで対戦が組まれたが、ゲイナーが報酬に不満を表し、キャンセルされた。
MARQUEZ,JM.JPG 両者のうち、マルケスを擁するナッチョ・ベリスタイン・マネは「ゲイナーはサウスポーで前後左右に動き回る難しい相手。でも憶病で、もう下り坂だ。前回の防衛戦でもコロンビア人(オスカル・レオン)の方が優勢に見えたくらいだ」とコメント。続けて「(スパー用に)日本人のいいサウスポーを誰か知らないか?」と記者にたずねてきた。マルケスがいきなりV1戦で冒険マッチに挑むのは「ゲイナーを下したら、次はバレラ。バレラ戦にできるだけ近づくためにサインした」とベリスタイン氏は今後のビッグマッチを見据えての内情を明かしている。
 また、ベリスタイン・マネジャーによると、マルケス兄弟の弟でIBFバンタム級王者ラファエル・マルケスの初防衛戦は10月まで延びることになった。相手は未定。(三浦勝夫)

シリモンコン−チャベス戦は8月15日に変更

SIRIMONGKOL.JPG - 8,575BYTES 既報で8月12日サンアントニオで行われるとお伝えしたシリモンコン・シンワンチャー対ヘスス・チャベスのWBC世界S・フェザー級戦は3日後の8月15日にチャベスの地元、同じテキサス州オースチンで挙行されることに正式決定した。やっと重い腰?を上げたシリモンコンだが、チャベスとの指名試合にサインしないと、暫定王者決定戦が組まれ、それでも対戦に応じない場合は王座をはく奪するという勧告がWBCから送られたために、自国より報酬のいい敵地に乗り込む覚悟を決めたようだ。(三浦 勝夫)
 

 BOX ON! 海外ニュース(7月2日)

石井戦に備え王者ラリオスがキャンプイン!

LARIOS IN TRAINING IN MEXICO.JPG - 13,190BYTES 8月10日名古屋で石井広三(天熊丸木)の挑戦を受ける予定のWBC世界S・バンタム級王者オスカル・ラリオス(メキシコ)が、6月30日からメキシコ・コリマ州でキャンプ・トレーニングに入っている。場所はラリオスの地元グラダラハラから車で2時間半の距離で、トレーニング期間は4週間。ラファエル・メンドサ・マネジャーによると、同行したのはレイノソ・トレーナー、スパーリング・パートナー2人、コック、運転手。コックが同行したことからも、キャンプ地は人里離れた土地と想像される。
 キャンプイン前に一通り石井のビデオを見たというラリオスは「彼はナカザトほどのパワーは感じられないけど、手数は2倍出る。(キャンプでは)その対応策をみっちり鍛えたい」と話している。また、仲里戦で骨折したアゴの状態は「今のところ、まったく問題ない」そうだ。キャンプ後の王者一行のスケジュールはロサンゼルスに4、5日滞在した後、8月2日に直行便で名古屋へ向かうという。

女子のスーパーファイト アリ娘VSマーチン戦決定
 女子ボクシングを代表する2大スター、クリスティ・マーチン(米=45勝30KO2敗2分)とモハメド・アリの娘ライラ・アリ(米=15勝12KO無敗)の一戦が8月23日、米ミシシッピー州ビロクシーで挙行されることになった。レイラはWIBA、IWBI、IBAの三大タイトルを保持し、一方マーチンはWBCから「女子最強チャンピオン」のベルトをもらった女子ボクシングの元祖スーパースター。早くもアメリカではスーバーファイトとしてヒートアップしているが、気になるのは両者のウエイト。重量級のアリは168 ポンド(S・ミドル級)でリングに上がっているが、マーチンの方は140 ポンド(S・ライト級)前後でのファイトが多い。今回、両陣営は161 ポンドをリミットに設定。経験と対戦者のクオリティーで上回るマーチンだが、果たしてこのウエイトのハンディをどう克服するか注目される。それでも20ポンド(約9キロ)も増量してビッグマッチを実現させる執念はすごい? 試合は視聴料29ドルのPPV(ペイパービュー)でテレビ放映されることになっている。                                                                                                   (三浦 勝夫)

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