▼  日本のボクシングルール  

(2003年度 日本ボクシングコミッションの公式ブック参考)

年齢制限 プロボクサーの年齢制限は17歳以上36歳までとし、37歳に達した時は自動的にライセンスは失効する。日本タイトル以上の王座保持経験者,世界挑戦経験者,JBCが認める団体の世界ランキング15位以内の選手に限り、コミッションドクターの特別診断(CTスキャンや神経系の検査)を受けることを条件に、満37歳以上の選手も試合出場を許可される。年齢の上限は設けないが、診断結果によっては引退勧告をする場合もあるという。

新人ボクサーに交付されるライセンスは30歳未満までとし、原則としてC級ライセンスとする。
視力 左右ともに裸眼で0.3(新人は0.6)に達しないと試合に出場できない。
風体 試合進行の妨げとなるおそれのある負傷・長髪・ひげおよびその他観客に不快の念を与える風体の者は試合に出場できない。
試合に用いる
グローブの重さ
ミニマム級から スーパーライト級まで8オンス(227グラム)
ウェルター級からヘビー級まで10オンス(283.5グラム)
反則 バッティング … 頭や肘などで攻撃すること。
ホールディング … 腕やグローブで相手の身体や腕を押さえつけること。
ローブロー … トランクスのベルト・ラインより下の下腹部を打つこと。
オープンブロー … グローブのナックル・パート以外の部分で打つこと。
チョップブロー … 空手チョップのように打つこと。
ラビットパンチ … 後頭部を打つこと。
キドニーブロー … 腎臓への打撃。身体の前面は構わないが、背中は全面的に禁止。
レスリング行為 … 相手を投げ飛ばしたりすること。
ブレイクの際の打撃 … レフェリーが『ブレイク』を命じ『ボックス』と試合再開を促す前に打つこと。
ゴング後の加撃 … ラウンド終了のゴングが鳴らされた後に打つこと。 
セコンド コーナーに入ることの出来るセコンドは3人。
リング内に入ることの出来るセコンドは1人。
ラウンド中にセコンドが入ると選手は失格負けとなる。
レフェリーが使う
言葉
ストップ … 両ボクサーに試合中断をさせるとき。
ボックス … 打ち合いを促すとき。
ブレイク … クリンチを解くとき。
ダウン … 一方のボクサーがダウンしたとき。
スリップ … パンチを受けて倒れたのではないスリップダウンのとき。
試合ラウンド数  C級 4回戦まで
 B級 6回戦まで
 A級 8回戦以上
試合前または試合中は、アルコールまたは他の刺激剤を使用してはならない。
ワセリンその他の油脂類は最小限の適当なる防護処置と認められる場合、
インスペクターの許可を得て使用することができる。
有害または悪臭を発する薬品類を使用しないこと。
試合間隔 ボクサーは、試合終了後、2週間を経過しなければ次の試合に出場できない。KO・TKOされたボクサーは、原則として90日間を経過しなければ次の試合に出場できない。連続4回負け、および連続3回KO・TKOされたボクサーは、120日間を経過しなければ次の試合に出場できない。
マネージャー マネージャーとボクサーの契約期間は、3年間を超えてはならないし、その契約書を譲渡することはできない。
双方から異議の申し出がなければ、契約は自動更新されたものとみなす。
マネージャーの取得するマネージメントは料は、ファイトマネーの33%を超えてはならない。
ライセンス 他のプロスポーツのライセンスを保持する者は、ライセンスの交付を受けることができない。