【訃報】 佐々木隆雄氏 トクホン真闘ジム | BOXING MASTER first 2006-2023

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輪島功一選手の試合に感動、16歳でプロボクサーを志し、ボクシング一筋45年。ボクシングマスター金元孝男が、最新情報から想い出の名勝負、名選手の軌跡、業界の歴史を伝える。

トクホン真闘ジムの佐々木隆雄元会長が3月18日に亡くなられた。アマチュアボクシングで活躍された佐々木氏は、SB川口ジムでトレーナーを務めた後、独立。トクホン真闘ジムを設立。日本一のスパルタジムとして、全国200以上のジムの中で、10年以上に渡り勝率日本一の記録を残した。

 

 

1968年、佐々木氏を頼って上京してきた郷里(秋田県大曲市)の後輩、豊島正直選手とともにSB川口ジムから師弟共々プロ入り。豊島選手はデビュー後、5連続60秒以内KOの記録を樹立し、6連続ファーストラウンドKOという当時の記録を作った。タイトルには無縁で終わったが、生涯戦績23勝(20KO)8敗1分。うち、初回KOが13度、倒した試合は全て4回以内という記憶に残る選手だった。

 

独立後、熱血指導の佐々木会長は、無骨な”突貫ファイター”磯上修一選手とのコンビで一時代を築く。「世論の賛同を得ないうちは世界挑戦させない」という佐々木会長は、磯上選手を厳しいマッチメイクで育て、世界戦の舞台へ導いた。写真はWBA世界バンタム級王者ホルヘ・ルハン(パナマ)への挑戦試合。

 

 

とにかく厳しいことで有名だった佐々木会長の下からは、磯上選手の他に、小野健治、山岡正規、タイガー道上、沼田康司らの王者が育った他、記憶に残る選手を多数輩出している。

 

元社会人王者の佐々木会長は、興行の合間にこんなところも見せてくれた。(納涼ボクシングにて)

 

 

 

上写真は佐々木氏が「まさ兄」と慕っていた、元JBC試合役員会会長・内田正一氏の通夜の席にて、教え子の磯上氏(左)、道上氏と(2012年4月)。

 

 

佐々木会長と元協栄ジム・マネジャーの大竹重幸氏との関係も長い。写真は2011年12月、協栄ジムへ出稽古へ来られた時のもの。

 

心よりご冥福をお祈り申し上げます。

 

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