時代が違うのか | リングサイドで野次を聞いた ~独善的ボクシング論

リングサイドで野次を聞いた ~独善的ボクシング論

マニアの隠れ家を目指します。
中津の生渇きの臭い人はお断り。

知り合いのマニアの方の受け売りですが

世界王座とはその昔、国内で圧倒的な実力を有してるものが挑んで、やっと何とか獲れるかもしれないというものだった・・・と。

私もそう思います。特に80~90年代はその通りですし、2000年代も概ね、これに当てはまります。

 

新興の王座だったライトフライやミニマムも設立当時はいろいろ言われましたが、国内外に強い王座が頻繁に出てきて、その不満は早々に払拭されたものでした。ライトフライは具志堅以降に張正九と柳明佑、ミニマムはリカルド・ロペスと近年のローマン・ゴンサレスもそうですね。

 

しかし、近年、軽量級の混乱振りはちょっと酷い気がする。

4団体認可の弊害もあるが、挑戦者が挑む王座を選べるので、地域王座獲得の有無はそんなに重視されないし、負けてもタイ人相手に調整試合重ねて次を待つというのもファンにとってはあんまりだ。

王者も挑戦者を選ぶわけで指名戦を金で回避する例も増えてきた。

1,2度防衛してすぐ返上とかね。体重が増えてきたというなら、最初から見合う階級に挑めばいいのに。

 

こんな状態の世界に何の価値があるのだか。市井の方々にそう思われても仕方ないですなあ。2日間で5つも6つも世界戦を組む前にやることがあるのではないでしょうか。